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第6回 【「人を中心としたオフィス空間の創造」について】 株式会社清和ビジネス LOAシステム研究所 スペースデザイングループ グループリーダー 佐藤博和
なぜ、「人」 が中心なのか?
ご自分の住まいについて考える時、立地・家賃・広さ・デザインなど、その選び方は、その方の事情や趣向によって千差万別だと思います。
たとえば、生活に応じた間取りやデザイン、職場や学校への通勤・通学のためのアクセス、家賃の安さなど、ご自身や家族の「満足感」を得るものではないでしょうか?
オフィスについては、その企業の経営方針、事業の特性などによって、様々な選び方があると思います。
ただ企業には、生産性の向上・収益のアップ・株主様への還元・従業員の生活の安定・経営者の報酬など、利益を上げる、上げ続けるといった目的があり、それが、その存在理由といえます。
住宅・オフィスを問わず、そこには全てにおいて「人」が中心となる空間づくりが必要であり、日中の大半を過ごすオフィスこそ、住まいであると考えます。
オフィスにおける住まい方=働き方となり、そこには人の動き、空間の使い方、収容人員・密度など使い勝手に応じたオフィスデザインが、とても重要となるわけです。
「人を中心としたオフィス空間の創造」には、次のようなポイントを考慮して設計をしています。
■ゾーニング
オフィスには、様々な空間がありますが大別すると、下記の5つのスペースとなります。
?レセプションスペース(エントランス・商談室・ウェイティングコーナー)
?役員スペース(社長室・応接室・役員会議室)
?執務スペース
?執務支援スペース(会議室・サーバールーム・倉庫)
?生活支援スペース(リフレッシュルーム・喫煙ルーム・更衣室)
その特性に応じて一般的な間取り【ゾーニング】のセオリーがあります。
例えば、受付や接客、エントランスで構成されるレセプションスペースは、入口付近に設けることや、リフレッシュルーム、喫煙ルームや更衣室などの生活支援スペースは、
従業員の出入り口付近や執務スペースからの使い勝手を考えた配置をするなど、それぞれのスペースの用途に応じた優先順を整理し、無駄なくしかも、日常の業務の流れや使用頻度を考え、
最適な配置を行なうことが「働きやすいオフィス空間」であり、「人を中心としたオフィス空間の創造」の核となるコンセプトといえます。
■動線
動線=オフィス内の通路の取り方についても非常に重要な要素で、オフィス内での人の動きを妨げない、複雑にならない通路の構成や、通路幅を計画しなければなりません。
これらの動線計画は、オフィス内のセキュリティを考慮したゾーニングで、
むやみに社外の来訪者が、オフィス内に立ち入れない仕組みや動線を設けることなど、
「情報」を守ることと同じくらい「人」も守る意味で、とても重要です。
民間の団体ではありますが、2006年よりオフィスセキュリティマーク制度が、実施されることになり、ますますセキュリティに対する関心が高まっていることが、おわかり頂けると思います。
またIT化が進み、フェイス to フェイスのコミュニケーションが不足がちと言われておりますが、その解消方法として、偶発的に起こるワーカー同士の接触を、空間構成や動線の工夫によって、
必然的に起こすオフィスプランニングの手法が、注目をあびています。
ワーカー同士の偶発的な接触によって、おこるコミュニケーションが、個々が持っている「暗黙知」を引き出し、不足しがちなコミュニケーションを、埋める方法になると考えられます。
以上のような、オフィス空間づくりの核となるゾーニング・動線計画は、空間の使い勝手や目的を考えた時、その延長線上に、常にそこに住まう「人」を中心に考えることを重要とし、
「人を中心としたオフィス空間の創造」につながっています。
■五感を刺激する環境
オフィスを構成する、目に見える物理的な要因にとらわれがちですが、室内の温度のムラや空気の澱みなどの空調・換気、働く環境を考えた照明や、
レセプションなどの空間を演出するためのあかり、アロマテラピーによるオフィスの香り、脳を適度に刺激するBGM など、
五感を刺激し活性化させる工夫も、働きやすいオフィス環境を創るうえでは、大変重要な要素となっています。
■ウェイファインディング
通路のコーナーや交差点など、車椅子が回転可能なスペースであることの表示は、
様々なワーカーのオフィスでの生活を、住みやすくします。
■遊び心のある空間演出
ちょっとしたインテリアの工夫が、オフィス感を軽減させたり、緊張を保つための空間となったりします。
一日の大半を過ごす空間として、遊び心を演出してはいかがでしょうか?
■企業イメージを映し出す顔
近年では、企業イメージ、特にブランディングなどが、非常に重要な要素となっています。
デザインを依頼される企業様も非常に関心を寄せておられ、メッセージ性のあるデザインをご提案しています。
(例えば、不動産業界のわかりづらいイメージを、株式会社ディベックス様では、ガラスを多様することにより企業の透明性を表現されています。)
これまで「人を中心としたオフィス空間の創造」について、お話をさせていただきましたが、
締めくくりの言葉として「オフィス」は、「人」が働く場であり、「仕事」を行なうにあたっては必ず「人」と「人」の関わりが発生します。
ですから、今回のテーマを考えたときのオフィスづくりとして、機能性や安全性などを考慮したオフィスづくりであることはもちろんのこと、
「人が住む空間」=「人が中心」であるためのコミュニケーション豊かで、遊び心の演出がともなった機能性を考え、
「人」と「人」が関わり合う行動の基本となるフェイス to フェイス=アナログ的なコミュニケーションを模索する時代ではないでしょうか。
清和ビジネスでは、この様なコンセプトでオフィスづくりを、提案しております。
是非、下記までお問合せ下さい。
ご自分の住まいについて考える時、立地・家賃・広さ・デザインなど、その選び方は、その方の事情や趣向によって千差万別だと思います。
たとえば、生活に応じた間取りやデザイン、職場や学校への通勤・通学のためのアクセス、家賃の安さなど、ご自身や家族の「満足感」を得るものではないでしょうか?
オフィスについては、その企業の経営方針、事業の特性などによって、様々な選び方があると思います。
ただ企業には、生産性の向上・収益のアップ・株主様への還元・従業員の生活の安定・経営者の報酬など、利益を上げる、上げ続けるといった目的があり、それが、その存在理由といえます。
住宅・オフィスを問わず、そこには全てにおいて「人」が中心となる空間づくりが必要であり、日中の大半を過ごすオフィスこそ、住まいであると考えます。
オフィスにおける住まい方=働き方となり、そこには人の動き、空間の使い方、収容人員・密度など使い勝手に応じたオフィスデザインが、とても重要となるわけです。
「人を中心としたオフィス空間の創造」には、次のようなポイントを考慮して設計をしています。
■ゾーニング
オフィスには、様々な空間がありますが大別すると、下記の5つのスペースとなります。
?レセプションスペース(エントランス・商談室・ウェイティングコーナー)
?役員スペース(社長室・応接室・役員会議室)
?執務スペース
?執務支援スペース(会議室・サーバールーム・倉庫)
?生活支援スペース(リフレッシュルーム・喫煙ルーム・更衣室)
その特性に応じて一般的な間取り【ゾーニング】のセオリーがあります。
例えば、受付や接客、エントランスで構成されるレセプションスペースは、入口付近に設けることや、リフレッシュルーム、喫煙ルームや更衣室などの生活支援スペースは、
従業員の出入り口付近や執務スペースからの使い勝手を考えた配置をするなど、それぞれのスペースの用途に応じた優先順を整理し、無駄なくしかも、日常の業務の流れや使用頻度を考え、
最適な配置を行なうことが「働きやすいオフィス空間」であり、「人を中心としたオフィス空間の創造」の核となるコンセプトといえます。
■動線
動線=オフィス内の通路の取り方についても非常に重要な要素で、オフィス内での人の動きを妨げない、複雑にならない通路の構成や、通路幅を計画しなければなりません。
これらの動線計画は、オフィス内のセキュリティを考慮したゾーニングで、
むやみに社外の来訪者が、オフィス内に立ち入れない仕組みや動線を設けることなど、
「情報」を守ることと同じくらい「人」も守る意味で、とても重要です。
民間の団体ではありますが、2006年よりオフィスセキュリティマーク制度が、実施されることになり、ますますセキュリティに対する関心が高まっていることが、おわかり頂けると思います。
またIT化が進み、フェイス to フェイスのコミュニケーションが不足がちと言われておりますが、その解消方法として、偶発的に起こるワーカー同士の接触を、空間構成や動線の工夫によって、
必然的に起こすオフィスプランニングの手法が、注目をあびています。
ワーカー同士の偶発的な接触によって、おこるコミュニケーションが、個々が持っている「暗黙知」を引き出し、不足しがちなコミュニケーションを、埋める方法になると考えられます。
以上のような、オフィス空間づくりの核となるゾーニング・動線計画は、空間の使い勝手や目的を考えた時、その延長線上に、常にそこに住まう「人」を中心に考えることを重要とし、
「人を中心としたオフィス空間の創造」につながっています。
■五感を刺激する環境
オフィスを構成する、目に見える物理的な要因にとらわれがちですが、室内の温度のムラや空気の澱みなどの空調・換気、働く環境を考えた照明や、
レセプションなどの空間を演出するためのあかり、アロマテラピーによるオフィスの香り、脳を適度に刺激するBGM など、
五感を刺激し活性化させる工夫も、働きやすいオフィス環境を創るうえでは、大変重要な要素となっています。
■ウェイファインディング
通路のコーナーや交差点など、車椅子が回転可能なスペースであることの表示は、
様々なワーカーのオフィスでの生活を、住みやすくします。
■遊び心のある空間演出
ちょっとしたインテリアの工夫が、オフィス感を軽減させたり、緊張を保つための空間となったりします。
一日の大半を過ごす空間として、遊び心を演出してはいかがでしょうか?
■企業イメージを映し出す顔
近年では、企業イメージ、特にブランディングなどが、非常に重要な要素となっています。
デザインを依頼される企業様も非常に関心を寄せておられ、メッセージ性のあるデザインをご提案しています。
(例えば、不動産業界のわかりづらいイメージを、株式会社ディベックス様では、ガラスを多様することにより企業の透明性を表現されています。)
これまで「人を中心としたオフィス空間の創造」について、お話をさせていただきましたが、
締めくくりの言葉として「オフィス」は、「人」が働く場であり、「仕事」を行なうにあたっては必ず「人」と「人」の関わりが発生します。
ですから、今回のテーマを考えたときのオフィスづくりとして、機能性や安全性などを考慮したオフィスづくりであることはもちろんのこと、
「人が住む空間」=「人が中心」であるためのコミュニケーション豊かで、遊び心の演出がともなった機能性を考え、
「人」と「人」が関わり合う行動の基本となるフェイス to フェイス=アナログ的なコミュニケーションを模索する時代ではないでしょうか。
清和ビジネスでは、この様なコンセプトでオフィスづくりを、提案しております。
是非、下記までお問合せ下さい。
会社名:株式会社清和ビジネス
サイト名:ミスター総務
住所 :東京都中央区日本橋室町4-3-18 東京建物室町ビルディング6F
サイト名:ミスター総務
住所 :東京都中央区日本橋室町4-3-18 東京建物室町ビルディング6F
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