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第8回 【オフィスデザインに関する意識調査】 株式会社デザインワークスプロジェクト 代表取締役社長 中澤拓二
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】オフィスデザインに関する意識調査を実施
●ビジネスパーソンの約半数が現在のオフィスデザインに「不満」
●今後オフィスに欲しいスペース、1位「カフェスペース」、2位「仮眠室」



 〜 オフィスでも「心の安らぎ」欲しい 〜

オフィスデザインに伴うサービス及びソリューションを提供する株式会社デザインワークスプロジェクト(本社:東京都港区赤坂1-9-29 代表取締役:中澤拓二 以下デザインワークスプロジェクト)は、2006年9月25日〜9月27日、全国在住の20代〜40代男女ビジネスパーソン(400サンプル)を対象に「オフィスデザインに関する意識調査」を実施いたしました。


〜調査背景〜
 近年、オフィスのデザインを謳い、人材獲得や従業員の満足度向上、ブランディングに活用している企業が増えてきています。団塊世代の大量退職や人材の流動化など、人材獲得が困難になりつつあるなか、オフィスデザインは働く従業員にとって、もはや無視できない重要な要素になってきています。
 そこで、今回デザインワークスプロジェクトでは、オフィス環境において企業イメージの向上や従業員のモチベーション・生産性向上に重大な影響を与える「オフィスデザイン」に焦点を絞り、全国在住のビジネスパーソンを対象にオフィスデザインに関して意識調査を実施致しました。


〜調査結果の概要〜
【現在働いているオフィスの印象について】
 アンケート結果によると、「現在働いているオフィスのデザインに満足していますか」という問いに対して、「やや不満」(27.2%)「かなり不満」(21.5%)と、約半数が現在のオフィスデザインについて満足していないという結果になりました。
 企業規模別で見ると、50人以上100人未満の中規模企業において満足度が最も高く、「やや満足している」(15.9%)「満足している」(2.3%)と2割近くが現在のオフィスデザインに満足している一方、500人以上1,000人未満の準大手企業の満足度が最も低く、「やや不満」(47.1%)「かなり不満」(20.6%)と約7割が現在のオフィスデザインに満足していない結果となりました。
 具体的に不満なポイントとしては、「雑然としている」「デザイン性が低い」「モダンではない」「保守的である」等が上位を占め、旧来型の事務的なオフィスデザインに対して抵抗感を持っていることがうかがえます

【ビジネスパーソンが求めるオフィスデザイン像について】
 「あなたが働くにあたって、どんなオフィスデザインが良いと思いますか」という問いに対し、「明るい印象」(45.5%)「リラックスできる」(42.0%)「風通しが良い」(28.8%)「開放的」(27.8%)等の意見が多く挙がりました。その一方で、「前衛的」(3.2%)「重厚感」(3.5%)「シャープな印象」(8.8%)などを求める声はいずれも低く、外形的なデザインよりも、働きやすさやコミュニケーションの取りやすさ、会社の良い雰囲気作りに直結するオフィスデザインを求める傾向にあることがわかります
 実際、「他社のオフィスで印象がいいと感じられる点はどこですか」との質問に対しては、「(オフィスデザインも含む)ビジュアル」が約25.5%であったのに対し、「従業員の対応(49.2%)」、「会社の活気」(41.0%)となっており、オフィスデザインに影響を受けた会社全体の雰囲気を重視していることが分かります

【オフィスにデザインが必要だと思われるスペースについて】
 オフィスにデザインが必要だと思われるスペースとしては、「オフィス全体」(55.2%)のほか、「休憩室」(42.8%)「ワークスペース・執務室」(35.0%)などを求める声が多く挙がった反面、「会議室・ミーティングスペース」(22.0%)「エントランス(受付)」(24.5%)など対外的な部分におけるデザイン面の充実は比較的少数の意見に留まりました
 「オフィスデザインが優れていることによって、会社にどのような影響を与えると思いますか。」という質問に関しては、会社役員が「業務効率や生産性が向上する」(54.5%)を1位に挙げているのに対し、管理職、専門職、一般社員では「モチベーションが挙がる」(54.9%)が1位になっており、役職によって、オフィスデザインに対する認識や期待感が異なっていることが分かります
 また、今後オフィスに欲しいスペース・機能としては、1位「カフェスペース」(49.5%)、2位「仮眠室」(39.0%)、3位「グリーン(観葉植物等)が沢山ある」(30.8%)という声が並びました。
 これらの結果から、長時間労働かつブレインワークが必要とされてきている時代の中で、旧来の効率性を重視するだけのオフィスではなく、オフィスの中でもちょっとした息抜きや心の余裕を持つことが出来るワークスペースを求めていることがうかがえます。



〜調査内容〜
【現在のオフィスデザインの印象について】
■あなたは現在働いているオフィスのデザインに満足していますか?<複数回答>
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】

■現在働いているオフィスのデザインについて、不満な点はどこですか?<複数回答>
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】


【理想のオフィスデザイン像について】
■あなたが働くにあたって、どんなオフィスデザインが良いと思いますか?<複数回答>
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】

■あなたが訪問した他社のオフィスで印象がいいと感じられた点はどこですか?<複数回答>
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】


【オフィスに望むスペース・機能について】
■オフィスにデザインが必要と思われるスペースはどこですか?<複数回答>
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】

■オフィスデザインが優れていることによって、会社にどのような影響を与えると思いますか。
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】

事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】

■オフィスにどんな機能やスペースがあったらいいと思いますか?<複数回答>
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】



□調査名:「オフィスデザインに関する意識調査」
□調査対象:全国在住の男女ビジネスパーソン
□サンプル数:400サンプル
□調査方法:インターネット調査
□実施期間:2006年9月25日〜9月26日
※掲載しているグラフ、表及び一覧を引用、転載する場合には、
「株式会社デザインワークスプロジェクト調べ」と明記して下さい。


〜株式会社デザインワークスプロジェクトについて〜
■お客様がデザインワークスプロジェクトを選ぶ理由
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】 我々が掲げている「コマーシャルオフィス」という考え方に賛同してくださるお客様が非常に多いです。
具体的には、?単なる「働く場」としてのオフィスではなく、人材獲得や従業員のモチベーション向上、来訪者への信頼感醸成などプロモーションメディアとしての観点からオフィスをデザインすることができる「設計デザイン力」、更に?デザイン・レイアウト・スケジュール・コストまで総合的にプロデュースをすることで費用効果的かつ収益性の高いオフィス作り・オフィス移転を実現できる「プロジェクト管理力」に共感をいただけているのではないかと思います。
 オフィス機器会社やオフィス家具メーカーでもオフィスデザイン事業を行っていますが、物販をメインビジネスとしている企業は、あくまでオフィス移転による自社製品の販売が大目的にあるため、例えば什器・備品は既存のまま移転したいお客様には彼らの強みが活かすことができませんし、収益的にも提案するメリットがありません。一方デザインワークスプロジェクトは物販会社ではないので、我々の強みである設計デザインとプロジェクト管理をメインにサービスを展開することができるのです。

■今後の方向性について
 デザインワークスプロジェクトではオフィスデザインに伴うサービス及びソリューションに力を入れていますが、中長期的には、オフィス空間だけでなくトータルデザインマネジメントを推進していきます。現在のお客様はベンチャー企業が中心ですが、企業の成長ステージに合わせた総合的なサービスを提供していく必要があると考えています。
(オフィスデザインも含めた)不動産業界は体質が古く、情報がクローズドのマーケットです。しかし、インターネットの登場により情報の提供者と受け手の情報格差は無くなり、今や誰でも簡単に様々な情報を得ることができます。しかし、このように世の中が変わってきているにもかかわらず、不動産業界・建築業界は旧態依然としたままです。市場ニーズが多様化している昨今、より多くの選択肢とリスクを配慮した高品位なサービスの提供が必要となります。弊社も新たな市場ニーズにこたえるため、2006年8月に「ファシリティ管理業務」専門の子会社を設立させました。詳しくはこちらをご覧下さい(http://www.solidconsulting.co.jp/)。
 私たちも建築内装においては、従来の「開発型」ではなく「再生型」として、今の市場に新たな付加価値を創造し、不動産においても、「情報占有型」から「情報開示型」へとパラダイムシフトしていきます。さらに、そこにメディアを融合させることで、より多くの情報を集め、地域経済の活性化に貢献していきたいと思います。
 今後は、オフィスの不動産再生事業も手がけていく予定です。私達の強みは、(クライアントである)不動産オーナーとの距離が近く、常にクライアントニーズを把握しているため「お客様のご要望」を前提としたプランニングができることです。通常のビルコンバージョン会社は「デザイン」が前提となっています。しかし、単に有名デザイナーがつくれば売れるということではなく、デザインは緻密なマーケティングと一緒に戦略的に行わないと失敗します。ターゲットニーズ・コンセプト・競合との差別化、価格・プロモーション、そしてデザイン、さらにはファイナンスといった全ての流れが1つのシナリオになったとき、成功します。TPOに合わせた最適なシナリオをつくり、実現させることが我々の仕事であり、新たな時流やカルチャーにアンテナを張ることが大切です。
 欧米では我々のようなデザインに特化したフィー・ディベロッパーも多く存在しますが、日本においてはまだまだ未成熟の業種です。業界におけるリーディングカンパニーとして、新たなフロンティアマーケットの創出に務めていきたいです。
 また、クリエイティブ業界の活性化を目的として優秀なデザイナー人材の発掘及び教育、ネットワークづくりにも力を入れており、年内にデザイナーのコミュニティを立ち上げる予定です。現在は、デザイナー支援の一環として、デザインワークスプロジェクトのオフィスをギャラリースペースとして提供しています。デザインワークスプロジェクトではデザイナー支援の意味も込めて若手デザイナーの作品を購入し、お客様に移転祝いとして差し上げることで、彼らのビジネスチャンスとして繋げていければと考えています(http://www.dwp.co.jp/poster/index.html)。また、設計に関しても自社デザイナーだけではなく、若手デザイナーを起用することで新鮮なアイデアや斬新なデザインを多く取り入れることが可能になりますし、彼らには実績を積むチャンスがつくれるというメリットもあります。今後も様々な支援活動を企画し、デザイン業界に貢献できればと考えています。

事務所デザイン.COM特集記事【オフィスデザインに関する意識調査】
オフィスがメディアに取り上げられることで、会社には効果的なPRになります。また、雑誌やテレビに掲載されると、それが、そこで働く社員のステータスにもなりモチベーションUPにもつながります。このようにオフィスデザインを工夫すると様々なメリットがあります。


■会社名:株式会社デザインワークスプロジェクト
■代表取締役社長:中澤拓二
■設立:2002年4月
■資本金:25,000,000円
■従業員数:25名
■事業所:〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷3-17-11
■事業内容:オフィス・商業施設の設計デザイン、移転・新設・リニューアル、プロジェクトのトータルマネジメント、企業ブランド企画・開発、グラフィックデザイン及びパッケージデザイン等
■URL:http://www.dwp.co.jp/
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