ネットさえあればたいていの仕事が成立し、個人で自由に働き方を選べるようになった昨今、低いイニシャルコストで働く場所を確保できるレンタルオフィスが好まれるのは当然のことかもしれない。こうして近年急増し多様化してきたレンタルオフィスの中には、一風変わったコンセプトのオフィスも。ここでは、「こんなところで働けるの？」といった特徴的なレンタルオフィスを紹介していきます。

 

 

働ける空港「リージャスエクスプレス関西国際空港」

なんと住所は「関西国際空港」！日本初の空港内のレンタルオフィスとして、国内外から注目を集めている「リージャスエクスプレス関西国際空港」は、関西国際空港第1ターミナルビル3階にある。関西地区を商圏とする外資企業や、関西拠点開設を検討中の企業、海外展開を狙うグローバル企業などに最適。また、関西出張時のサテライトオフィスとしての個人需要にも対応。相手に印象付ける話のネタとしても、空港住所はオイシイかも！

 

「はたらける美術館」

西新宿五丁目駅から歩くこと6分。「はたらける美術館」は“Everyone’s Private Museum”をコンセプトとした、その名の通り働けるプライベート美術館。本物の絵画に囲まれながら仕事に向き合えば、通常時をはるかに超える創造力が発揮されるそう。事前に予約しておけば、好きな絵画を展示できる。美術館という非日常空間を占有し、上質なアイデアを生み出してみては？

 

働ける古民家「BASE POINT Office」

喧騒から離れ、天然木の香りがどこか懐かしい感覚を呼び起こす古民家風オフィス「BASE POINT Office」。新宿駅徒歩10分強という立地ながら、築50年の一軒家をリノベーションしたという和の趣は、都会の喧騒が嘘のような清閑さ。隣にはカフェ「BASE POINT」も併設され、仕事のメリハリも上手につけられそう。

 

働ける学生寮「StartUp４４田寮」

好きな何かに情熱を傾けていたあの頃―。日本のビジネスマンが学生時代のあの感覚に戻れる、そんな青臭い学生寮のようなワーキングスペースが渋谷区桜丘にある。「StartUp４４田寮」は、「会社員」か「起業家」かの２択ではなく、「会社員」かつ「起業家」が当たり前になる世界を創りたいという寮長の想いからつくられた場所。事業構築サポートやPRサポート、投資家との交流会など、起業家に向けた充実のサポート機能を搭載しているのが特徴だ。スペースを借りながら、事業のブラッシュアップができる人脈や環境が用意され、本気の企業家を応援するシステムが整っている。

 

働ける空港ラウンジ「ビジネスエアポート」

「さまざまな目的を持った旅行者が集う、国際空港のビジネスラウンジ」をテーマに、フライト前の高鳴るワクワク感をワーキングスペースに実現した「ビジネスエアポート」。デザイン性と機能性に優れたオフィスファーニチャーを揃え、エグゼクティブな世界観を創り出している。まるでエアラインスタッフのようなホスピタリティ溢れるコンシェルジュが常駐し、リクエストや来客などにも一流の対応。都心の一等地に4店舗展開する。

 

働ける学校「世田谷ものづくり学校」

廃校となった旧池尻中学校舎を再生活用した施設「世田谷ものづくり学校」は、「仕事場」であると同時に「遊び場」や「学び舎」でもある「誰もが通える学校」がコンセプト。かつての教室部分は、クリエイターやデザイナーのオフィスとして貸し出しているが、カフェ、ギャラリーなどは一般の人にも広く開放している。開校から10年。世田谷・池尻の地にクリエイティブな人々や情報を集め、地域交流を活性化してきた。産業が育つ環境が整った今、新たな産業が生まれるプラットフォームとして期待されている。

 

働けるフィットネスジム「パズル芝浦」

業界初となる「FITNESS×BUSINESS」の機能を持ったワーキングスペース。通常のシェアオフィス、コワーキングスペースや会議室の提供に加え、ドイツのmilon社製マシンを備えた本格的なフィットネス施設を完備。仕事の合間の運動で、リフレッシュ効果も期待できそう。港区芝浦アドレス、田町駅から徒歩5分というロケーションも魅力だ。

 

働けるホテル「amphibia 新宿御苑」

広大な緑が広がる新宿御苑横に位置する「amphibia 新宿御苑」。ビルの7階から10階までの4フロアには、ワーキングスペースやラウンジスペース、会議室に加えて、宿泊用のプライベートルームが設けられている。シャワー・バスルーム設備やランドリーも完備し、宿泊しながら24時間いつでも働ける環境を整備。秘書サービスや固定電話取得サービスなど、本格的なビジネスサポートも提供している。行き詰ったら隣の新宿御苑に繰り出しても◎。

 

働ける図書館「アカデミーヒルズ　六本木ライブラリー」

六本木ヒルズ森タワー49階に位置する「六本木ライブラリー」。6メートルの吹き抜け天井を書棚が囲む「グレートブックスライブラリー」には、古典を中心とした約6000冊の書籍が並ぶ。「マイライブラリーゾーン」では、個人が作業に打ち込める114席のデスクスペースを展開。東京タワーやレインボーブリッジを望むパノラミックな眺望が愉しめる「ライブラリーカフェ」に蔵書を持ち込むことも可能。絶景とコーヒーと共に、アカデミックなワークタイムを過ごしてみたい！

 

 

日々新たなコンセプトのワークスペースが続々と登場している昨今。「なんか好き！」と思える職場環境は人それぞれ。働き方や働く場所が自由に選べるこの時代こそ、一風変わったオフィスに身を委ね、自分の新たなクリエイティビティを開花させてみては？