最新版オフィス向け「置き菓子」事情。社員の満足度もコミュニケーションもUP!

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ここ数年で一気にオフィスでの存在感を増してきた「置き菓子」サービス。オフィスなどに設置されたボックス等から食べた分だけ課金される、お菓子の無人販売サービスだ。社員の福利厚生はもちろん、最近では災害時の備蓄の観点からも需要の高まりを見せるこのサービス。ここでは置き菓子の最新事情と、導入のメリットを紹介していく。

 

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オフィスグリコ

オフィスグリコ」は、「置き菓子」の火付け役として江崎グリコが全国的に展開する業界最大級のサービス。

現在およそ10万か所の事業所等が利用し、置き菓子サービスにおける圧倒的な信頼と人気を誇る。対象エリアは首都圏、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡などの企業が多く集まる都市部が中心。常温保存のお菓子を扱うB5サイズのコンパクトな3段ボックスの他、20名程度以上のオフィス向けには冷凍冷蔵庫タイプも用意している。ボックスや冷蔵庫の設置費用は不要で、盗難や紛失などによる金銭的補償も求められないのも安心だ。取扱商品は主にグリコの商品で、チョコレートやビスケット、スナック、米菓子(他社品含む)、ガム、アイスクリームや飲料等があり、中にはコンビニエンスストアよりも安い価格設定のものも。更に、ガムスタンドやカップスープ・カップ麺用ボックス、コーヒーマシンまで幅広いラインアップも魅力の一つだ。

 

Drink&Snack

かつての「オフィスコンビニ東京East」がサービス名を変え、リニューアルしたのが「Drink & Snack」。

“オフィスのミニコンビニ”をコンセプトに、ドリンク類からお菓子、カップ麺等のフード類まで扱う。商品は季節や在庫状況によって変わるが、アサヒやキリン、コカ・コーラなどの有名飲料メーカーの商品から、海外ブランドまで、多種多様なラインアップが魅力。ドリンク類の中には50円からという手頃な料金設定のものも。品揃えについて、各商品の量や種類のリクエストを出すことも可能だ。利用者の負担は設置スペースと冷蔵庫の電源のみで、設置費や撤去費、メンテナンスなどは無料。対象エリアは順次拡大中だが、現在は主に関東と関西を中心。常駐人員15人以上、設置場所の建物にエレベーターがあるオフィスであれば、どんな業種の事業所でも設置が可能だ。基本的には月に1~2回程度、正規社員のセールスドライバーが訪問し補充や料金回収を行うが、利用頻度に合わせて訪問回数を増やすなど柔軟なサービスが嬉しい。支払は、利用する度に備え付けの支払い箱に入れるセルフ方式に加え、月次でまとめて支払う方法も。前身となる「オフィスコンビニ東京East」が行っていたユニセフのマンスリーサポート・プログラムへの参加も継続されている。

 

cubeshop

チョコレートやクッキー、米菓などといった一般的なお菓子の他に、穀物や野菜、海藻などを使った“マクロビオティック商品”や、サラダ、デザートが瓶に入った“メイソンジャー”、人口着色料や香料不使用の“ベン&ジェリーズのアイスクリーム”、油で揚げない焼きドーナツ等、感度の高い商品が充実する「cubeshop」。

おつまみやカップ麺等のお腹をしっかり満たしてくれる男性に嬉しい商品や、他社が取り扱わない商品、輸入菓子を含む充実したラインアップが特徴的。多岐にわたる取り扱いメーカーの商品の中からリクエストに応じて柔軟に対応してくれる。ボックスはA4用紙1枚程度のスペースがあれば設置でき、初期費用や設置費、撤去費はかからず、利用分だけを支払うシステムだ。サービスエリアは東京、千葉、埼玉、神奈川といった関東が中心。

 

オフィスファミマ

「コンビニエンスストアの楽しみと利便性をより身近に体感してもらいたい」とファミリーマートが始めたサービスが「オフィスファミマ」。

50名以上が常駐する比較的規模の大きいオフィス等が対象だ。他社のサービス同様、設置時の費用やランニングコストはかからず、利用分だけを支払い箱に入れる料金体系。商品ラインアップは、スナック菓子や焼き菓子、ガムなどのお菓子類から、カップ麺や焼きそば、おつまみ、更にはマスクやフェイスタオル等の日用品まで、コンビニならではの充実度。約150種類もの商品の中から、立地や季節、利用者のニーズに合わせ、定番商品と新商品をバランスよく揃えてくれる。週に1回程度担当者が訪問し、商品の補充、入替、売上金の回収を実施。万が一のトラブル時も、コールセンターが365日無休で対応してくれるので安心だ。現在のサービス対象エリアは東京23区と川崎、横浜が中心だが、順次拡大されている。

 

OYATOOL

「ご相談いいですか?」や「ありがとう」等のメッセージやイラストが入ったパッケージが特徴的な「OYATOOL」の置き菓子。

コミュニケーションの活発化を狙う、まさにオフィスにぴったりな商品を取り扱う。従来の、「事務所内にボックスを設置しスタッフが訪問・補充する」というサービスモデルとは異なり、「OYATOOL」では毎月「OYATOOL BOX」と呼ばれる専用のお菓子箱が配送されてくるシステム。他社のサービスでは対象外エリアであった事業所でも利用できるのが大きな利点。料金プランはボックスが毎月届く「ライトプラン」の他、なんと経営者セミナーや交流会“オカシノミクス”が含まれたオリジナルプランも展開。「OYATOOL BOX」は、例えば従業員数が15名の場合は1ヵ月あたりに2箱、30名の場合は3箱配送されるなど、従業員数に応じて数を増減させることができるのも嬉しい。オフィスで働く女性向けオリジナル情報誌(不定期発刊)も提供されている。

 

会社全体にメリットが!置き菓子で充実するオフィスライフ

サービスを利用することで、「コミュニケーションの活発化」や「社員満足度のアップ」などのメリットを実感する声も多く聞かれる「オフィス向け置き菓子サービス」。お菓子のある場所には自ずと人が集まり、部署や年齢、性別を超えたコミュニケーションが生まれている。その他にも、「お菓子でリフレッシュでき仕事の効率が上がった」「忙しくて外出できないときや残業時の小腹が空いた際にも便利」等、社員からの喜びの声も多数。賞味期限が長いものが多く、食器などを用意しなくても手軽に食べられるお菓子は、災害時の備えとしての役割も担う。

会社全体の雰囲気を明るくする置き菓子サービス。今後の更なる発展が楽しみだ。

 

 

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